ウッドチップでガーデニング|花壇・植栽・鉢植えの敷き方と厚さの目安

支柱を立てた植樹の足元一面に敷いたウッドチップ

花壇や植栽の足元にウッドチップを敷くと、土の乾燥や雨の日の泥はねがやわらぎ、雑草も生えにくくなるため、ガーデニングの手入れが楽になります。
ただし、厚みが足りなかったり植物の根元に寄せすぎたりすると、思ったような効果が出ないばかりか、植物を傷める原因になることもあります。
この記事では、ウッドチップを自社で製造している島田小割製材所が、花壇・植栽・鉢植えへの敷き方と厚さ、向かない場所、お庭全体に敷く場合の考え方をまとめました。
結論からいえば、花壇や植栽には5cm前後の厚みで、植物の根元を少しあけて敷くのが基本です。

ガーデニングにウッドチップを使う4つの効果

植物の根元の土を、ウッドチップやわらなどの資材で覆うことを「マルチング」といいます。
ウッドチップでマルチングをすると、ガーデニングでは主に次の4つの効果が期待できます。

土の乾燥や温度の変化をやわらげる

土がむき出しのままだと、夏の日差しや風で表面がすぐに乾き、地面の温度も上がりやすくなります。
そこでウッドチップで土を覆うと、直射日光が土に当たりにくくなるので水分が保たれやすく、夏の地面の温度の上がりすぎもやわらぎます。
また冬には、霜が直接土に当たるのを防ぎ、冷え込みから根元を守る役目も果たします。

雨の日の泥はねを抑える

雨粒が土に直接当たると泥がはね、花や葉、建物の外壁まで汚してしまいます。
ウッドチップを敷いておくとこの泥はねが起きにくくなるので、雨のあとでも植物の見た目をきれいに保てるでしょう。

雑草を生えにくくする

雑草の多くは、土に日光が当たることで芽を出して育ちます。
そのため、ウッドチップで土を覆って日光を遮ると、土の中にある雑草の種が芽を出しにくくなり、外から飛んできた種も根づきにくくなります。
当店が2011年7月に茨城県つくばみらい市で行った試験でも、半分にだけナチュラルウッドチップを敷いたところ、2週間後には敷いた側だけ雑草がほとんど生えていませんでした。

ただし、敷くだけで雑草がまったく生えなくなるわけではないため、伸びてきた雑草は小さいうちに抜いておきましょう。
雑草対策を目的にした敷き方は、ウッドチップで雑草対策で詳しくご紹介しています。

花壇や植栽の見た目が整う

明るい木の色のウッドチップを敷くと、土のままよりも花壇や植栽が引き締まって見えます。
鉢植えや小さな花壇に少し加えるだけでも雰囲気が変わり、削りたてのチップなら手入れのときに木の香りも楽しめます。

花壇・植栽へのウッドチップの敷き方と厚さの目安

花壇や植栽にウッドチップを敷く作業は、スコップやレーキ(土をならす熊手)があれば、ご家庭でも無理なく進められます。
ここでは、敷く前の準備から厚さの目安、根元まわりの注意点までを順にご紹介します。

敷く前に雑草を抜き、土をならす

まず、生えている雑草を根から抜き取ります。
根が残っているとチップのすき間から再び伸びてくるので、石やごみと一緒に取り除き、土の表面を平らにならしておきましょう。

厚さは5cm前後が目安

花壇や植栽に敷く場合は、土が隠れる程度の5cm前後が目安です。
これより薄いと土が透けて見え、乾燥や雑草を抑える働きも弱くなります。
反対に厚くしすぎると、少しの雨では水が土まで届きにくくなったり、土が乾きにくくなったりするため、まずは5cm前後で敷いて様子を見るとよいでしょう。
目安として、当店の100L(50L×2袋)で、5cmの厚みなら約2㎡分を敷けます。

敷く場所 厚さの目安 ポイント
花壇・植栽 5cm前後 土が隠れる程度で見た目が整う(植物の根元は少しあける)
鉢植え・プランター 土の表面が隠れる程度(薄め) のせすぎると土が乾きにくくなり、根腐れの原因になる
雑草を抑えたい空きスペース 10cm前後 防草シートを下に敷く場合は5cm程度でもよい
お庭の通路・アプローチ 10cm以上 踏まれても層が残り、ぬかるみを抑えられる

用途ごとの厚さや写真つきの手順は、ウッドチップの敷き方と厚さの目安でもまとめています。

植物の根元には寄せすぎない

ウッドチップを敷くときは、植物の茎や幹のまわりを少しあけておきましょう。
チップが茎や幹に触れたままだと、その部分が湿った状態のまま乾きにくくなり、傷む原因になるためです。
特に、植えつけたばかりの苗や草花は茎が細くやわらかいので、株元が見える程度にチップを離しておくと安心です。

土には混ぜ込まず、表面に敷く

ウッドチップは、土の表面に敷いて使うのが基本です。
削ったばかりの生のチップを土に混ぜ込むと、チップを分解する微生物が土の中の養分(窒素)を使うため、植物の育ちに影響することがあります。
そのため、花壇や植栽のマルチングでは土に混ぜず、表面を覆うように敷いてください。

花壇・植栽に合う樹種の選び方

当店のウッドチップは、杉とサワラを混ぜた「ナチュラル」、香りを楽しめる「ひのき」、やさしい香りの「杉」などをご用意しています。
花壇や植栽の広い範囲に敷くなら、用途を選ばず使いやすいナチュラルが向いています。
一方、玄関まわりの花壇など人の目にふれやすい場所や、香りも楽しみたい場所には、明るい色のひのきがおすすめです。
それぞれの違いはウッドチップの樹種の選び方でご覧いただけます。

鉢植え・プランター・観葉植物に使うときのポイント

鉢植えやプランターの土の表面にウッドチップをのせると、土の乾きがゆるやかになり、水やりのときの土はねも抑えられます。
植物のまわりに使うなら、樹皮が混ざらず明るくそろった色に仕上がる「ひのきウッドチップ(樹皮なし)」がおすすめです。

ただし、鉢植えは地面に比べて土の量が少ないぶん、チップをたくさんのせると土が乾きにくくなり、根腐れを起こすことがあります。
そのため、鉢植えやプランターでは土の表面が隠れる程度の薄めの量にとどめましょう。
室内の観葉植物の鉢にも同じように使えますが、室内は屋外よりも土が乾きにくいので、水やりの量にはより注意が必要です。
室内でのウッドチップの使い方は、ウッドチップでインテリアでご紹介しています。

敷いたあとの水やりと手入れ

ウッドチップを敷いたあとは、土のままのときと比べて水やりや手入れの仕方が少し変わるため、次の点を意識しておきましょう。

水やりは土の湿り気を確かめてから

ウッドチップを敷くと土は乾きにくくなりますが、表面のチップは日差しで先に乾くため、見た目だけで判断すると水のやりすぎになりがちです。
そこで、水やりの前にはチップを少しよけて、指で土にふれて湿り気を確かめましょう。
土がまだ湿っていれば水やりは控え、乾いていればチップの上からたっぷりと与えます。
鉢植えの場合は、受け皿にたまった水を捨てておくと根腐れを防ぎやすくなります。

減ってきたら上から敷き足す

屋外に敷いたウッドチップは、1〜2年ほどかけて少しずつ分解され、土になじんでいきます。
そのため厚みが減って土が見えてきたら、今あるチップは取り除かずに、上から新しいチップを敷き足しましょう。
どのくらいで交換や補充が必要になるかは、ウッドチップの耐用年数で詳しくご紹介しています。

落ち葉や花がらはこまめに取り除く

チップの上に落ちた葉や枯れた花は、そのままにすると湿気がこもって腐り、カビや苔が出るきっかけになるため、見つけたときに取り除きましょう。
もしカビが出た場合は、その部分のチップを取り除いて新しいチップを足すのが手軽です。
カビの原因と対処はウッドチップにカビは生える?でまとめています。

ウッドチップに向かない場所

ウッドチップは天然の木からできているため、条件によっては向かない場所もあります。
次のような場所に敷く場合は、あらかじめ対策を考えておきましょう。

場所 起きやすいこと 対策
じめじめして日当たりの悪い場所 湿気がこもり、カビが生えることがある こまめにかき混ぜてチップを動かし、乾きやすくする
火を使う場所のまわり 火種が落ちると燃える バーベキューコンロや焚き火の近くには敷かない
雨水が勢いよく流れる場所・急な斜面 大雨のときにチップが流される ブロックや縁取りで囲い、流れ出しにくくする
植物の株元 茎や幹が湿ったままになり、傷みやすい 株元のまわりは少しあけて敷く

なかでも注意したいのが、じめじめして日当たりの悪い場所です。
こうした場所はチップが乾きにくいため当店ではあまりおすすめしていませんが、敷く場合はときどきかき混ぜて空気にふれさせると、カビが生えにくくなります。
なお、下に防草シートを敷いた場合も同じように手入れをしてください。

庭全体・外構にウッドチップを敷く場合の考え方

花壇だけでなく、お庭全体や外構の植栽帯など広い範囲にウッドチップを敷くこともできます。
その場合は、花壇まわりは5cm前後、雑草を抑えたい空きスペースは10cm前後、よく歩く通路は10cm以上というように、場所ごとの目的に合わせて厚みを決めると、むだなく仕上げられます。

ウッドデッキに面したお庭一面にウッドチップを敷いた様子
ウッドデッキ前のお庭一面にウッドチップを敷いた例

必要な量は「縦(m)×横(m)×厚み(m)」で計算できます。
たとえば、縦4m×横3mの花壇に5cmの厚みで敷く場合は、4×3×0.05=0.6㎥(600L)です。
当店のウッドチップは1袋50L入りなので、600÷50=12袋、100L(50L×2袋入)の商品なら6セットが目安になります。
ほかの広さで計算したいときは、ウッドチップ必要量の計算をご利用ください。

お庭全体のように面積が広い場合は、約1㎥入るフレコンバッグや、トラックでの配送もご相談いただけます。
ご家庭のお庭や外構に敷いた様子は、ウッドチップ施工事例でご覧いただけます。

よくあるご質問

ガーデニングに使う場合、どのくらいの厚みで敷けばよいですか?
土が隠れる程度の5cm前後を目安に敷いてください。
当店の100L(50L×2袋)で、5cmの厚みなら約2㎡分を敷けます。
植物の鉢植えの上におすすめのウッドチップはどれですか?
植物のまわりには、樹皮のない「ひのきウッドチップ(樹皮なし)」がおすすめです。
ただし、たくさんのせると土が乾きにくくなり根腐れを起こすことがあるため、土の表面が隠れる程度にしてください。
庭にウッドチップは敷けますか?
はい、ご自宅のお庭にも敷くことができます。
厚めに敷けば雑草対策にもなり、雑草を抑えたい場合は10cm前後、防草シートを下に敷く場合は5cm程度が目安です。
防草シートは、防草シート専門店「防草シート.com」でお求めいただけます。
ウッドチップに適さない敷き場所はありますか?
じめじめしていたり日当たりが悪かったりする場所は、カビが生えることがあるためおすすめしていません。
こうした場所に敷く場合は、こまめにかき混ぜてチップを動かすとカビが生えにくくなります。
また、火を使う場所のまわりには敷かないでください。

ガーデニングにおすすめのウッドチップ

当店のウッドチップは、東京都産を中心とした国産の杉・サワラ・ひのきを、ご注文を受けてから自社工場で削った作りたてのチップです。
花壇や植栽の広い範囲にはナチュラル、鉢植えや香りも楽しみたい場所にはひのき(樹皮なし)が向いており、迷う場合は4種類を2Lずつ試せるお試しセットで見比べられます。

ナチュラルウッドチップ100L → ひのきウッドチップ 樹皮なし100L →

お試し4種セット(各2L入) ウッドチップの商品一覧

必要な量や樹種で迷われたときは、お問い合わせからお気軽にご相談ください。