グラウンドの水抜き方法|雨上がりの水たまりはおがくずで整える

大事な試合の朝にグラウンドへ着くと、前日の雨で内野やホームまわりに水たまりが残っていることがあります。
吸水スポンジで水を吸ってはバケツに絞る作業をくり返すと、人手も時間もかかり、試合の開始が遅れる原因にもなります。
そうした雨上がりの応急処置として、野球チームのあいだで使われはじめているのがおがくずです。
このページでは、おがくずを使ったグラウンドの水抜き手順と、スポンジや砂との違い、試合に備えたストックの考え方をまとめました。

雨上がりの野球グラウンドで、水たまりに撒いたおがくずをレーキで広げて整備している様子

おがくずが雨上がりのグラウンドに向いている理由

おがくずは木材を製材するときに出る木の粉で、乾いた状態では水をよく吸います。
当店のおがくずは国産の杉・ひのきを中心とした木材からつくっているため、雨上がりのグラウンドでは次のような使い方ができます。

水たまりの水をすばやく吸い取る

乾いたおがくずは、撒いたそばから水を吸い込みます。
スポンジのように何度も絞る必要がないので、少ない人数でも短い時間で水たまりを処理できます。

水たまりに撒いたおがくずが水を吸い、ぬかるんだ土と混ざりはじめている様子

撒いて、混ぜて、ならすだけ

作業は、おがくずを撒き、レーキで土と混ぜ込み、トンボでならす3つの工程だけです。
普段のグラウンド整備で使っている道具でそのまま作業できるため、新しく専用の機械をそろえる必要はありません。

砂のように残り続けにくい

おがくずは木からできた有機物で、時間をかけて分解されていきます。
雨のたびに砂を足していくと、その場所だけ砂の割合が増えて乾いた砂地のようになることがありますが、おがくずならそうした偏りを抑えながら整備できます。

軽くて、袋のまま保管できる

おがくずは同じ量の砂と比べてずっと軽く、50L入りの袋を1人で持ち運べます。
乾燥した状態でお届けしているので、雨の当たらない場所に置いておけば長く保管でき、大会や練習試合の前に備えてストックしておけます。

手のひらに乗せたおがくず【小粒】。細かい粒がそろっている
おがくずは、雨上がりの水たまりを処理するための応急処置用です。
一度に大量に入れたり、グラウンドづくりの土の代わりに使ったりすると表面の締まりが弱くなるため、水たまりを処理できる分だけ使うのがおすすめです。

おがくずを使ったグラウンドの水抜き手順

用意するのは、おがくずとレーキ、トンボの3つです。
水たまりが広い場合は、おがくずを運ぶスコップや一輪車があると作業を進めやすくなります。

手順1:水たまり全体におがくずを撒いているところ

1おがくずを撒く

水面が見えなくなるくらいを目安に、水たまり全体へおがくずを広げます。
水が深く溜まっている場所は、先にスポンジやバケツで表面の水を減らしておくと、おがくずの量を抑えられます。

手順2:レーキでおがくずと土を混ぜ込んでいるところ

2レーキで混ぜ込む

おがくずが水を吸って色が濃くなってきたら、レーキで表面の土とよく混ぜ合わせます。
混ぜ込むことで、ぬかるんだ土に含まれた水分もおがくずに吸わせられます。

手順3:トンボで表面を平らにならしているところ

3トンボでならす

最後にトンボで表面を平らにならせば完了です。
まだ水が浮いてくる場所があれば、おがくずを少し足して同じ手順をくり返します。

整備前:雨上がりのグラウンドに水たまりが残っている状態。手前にはおがくずの袋を3つ用意している
整備前
整備後:おがくずを混ぜ込みトンボでならした状態。手前は使い終えた袋
整備後

撒いたおがくずは回収せず、土と混ぜ込んだまま使います。
表面に厚く残った分はトンボで寄せて取り除いておくと、足もとが安定してきれいに仕上がります。
実際の作業の様子は、当店のInstagramでも動画でご覧いただけます。

水抜き方法の違い

雨上がりのたびに、スポンジで吸ってはバケツに絞る作業や、水たまりに砂を入れる整備をくり返しているチームは少なくありません。
同じ水たまりでも、おがくずに切り替えると、作業の手間と整備を終えたあとのグラウンドの状態が次のように変わります。

比べるところ 吸水スポンジ 砂 おがくず
作業の時間と人手 吸っては絞るをくり返すため、水たまりが多いほど時間と人数がかかる 重い砂を運んで撒くため、力仕事になる 軽い袋を運んで撒き、混ぜてならすだけなので、少ない人数で短い時間に済む
ぬかるんだ土への効き方 表面の水は取れても、水を含んだ土はぬかるんだまま残る 砂はほとんど水を吸わないため、水が多いと表面に残る おがくずが水を吸い、土に混ぜ込むことでぬかるんだ部分の水分も吸い取る
試合を始められるまで 水を取ったあとも、土が乾くのを待つ時間がかかる 表面は整っても、下に残った水で足もとがゆるみやすい ならし終えれば、そのまま試合の準備に移れる
雨のたびにくり返すと グラウンドに残るものはないが、作業の負担は毎回変わらない 撒いた場所に砂がたまり、土と砂のバランスが崩れていく 時間をかけて分解され、土になじんでいく

実際に、スポンジでの水取りからおがくずに切り替えたチームでは、5m×8mの水たまりを2人で約8分で整えています。

導入事例|5m×8mの水たまりを2人で約8分

中学硬式野球チームの東京ベイボーイズ様では、守備の定位置のまわりにできやすい水たまりの整備に、当店のおがくずを使っていただいています。
以前は雨が降るたびにスポンジで水を吸ってはバケツに絞る作業をくり返していましたが、おがくずに切り替えてからはスポンジを使わずに整備できるようになりました。

東京ベイボーイズ様のグラウンドで、袋からおがくずを水たまりに撒いている様子
整備した範囲 5m×8m
作業した人数 2人
かかった時間 約8分
作業の流れ おがくずを撒く → レーキで混ぜ込む → トンボでならす(スポンジは不使用)

また、砂を入れて対応していたころは、撒いた場所が翌週には乾いた砂地のようになることや、砂や土を置いておく場所がないことも課題でした。
おがくずは袋のまま保管でき、砂よりも扱いやすいため、雨の多い時期のグラウンド整備に役立てていただいています。

大事な試合の前に、おがくずをストックしておく

雨はいつ降るかわからないため、大会や練習試合が続く時期は、おがくずを手もとに置いておくと安心です。
おがくずは乾燥した状態で届くので、次の点に気をつけて保管すれば、必要なときにすぐ使えます。

  • 雨や夜露の当たらない倉庫・物置に置く
  • 地面に直接置かず、すのこやパレットの上に置く
  • 使いかけの袋は口をしっかり閉じ、湿気が入らないようにする

用意しておく量は、水たまりができやすい場所の広さや雨の降り方によって変わります。
どのくらい置いておけばよいか迷われた場合は、グラウンドの様子をお知らせいただければ目安をお伝えします。

グラウンドの水抜きにおすすめのおがくず

グラウンドの水抜きには、粒の細かい【小粒】をお使いください。
樹皮や大きめの木くずが混ざる【混合】は、グラウンドの水抜きには適していないため、このページではおすすめしていません。

おがくず【小粒】100L(50L×2袋入)
グラウンド用はこちら

おがくず【小粒】100L(50L×2袋入)

国産の杉・ひのきを中心に、3mm以下の細かい粒にそろえたおがくずです。
細かい粒は水を吸いやすく、土ともなじみやすいため、雨上がりのグラウンドの水抜きに向いています。

商品ページを見る →

50L入りの袋2つでお届けし、価格は送料込みです(沖縄・離島へのお届けは別途送料がかかります)。
当店はおがくず専用の機械で製造しているため、チームや球場でまとめてご注文いただく大口のご相談にも対応しています。

よくあるご質問

撒いたおがくずは回収したほうがよいですか?
基本的には回収せず、レーキで土と混ぜ込んで使います。
おがくずは時間をかけて分解されるため、水たまりを処理する程度の量であれば土になじんでいきます。
表面に厚く残った分だけ、トンボで寄せて取り除いておくと仕上がりがきれいです。
どんなグラウンドで使えますか?
黒土や真砂土などの、土のグラウンド向けです。
人工芝やゴムチップを敷いたグラウンドでは、すき間におがくずが入り込んで取り除きにくくなるため、使用には向きません。
市区町村の運動場や貸しグラウンドでも使えますか?
公共の運動場や貸しグラウンドでは、整備に使える資材が決められている場合があります。
使う前に施設の管理者へ確認しておくと安心です。
どのくらいの期間、保管できますか?
乾燥した状態でお届けしているため、湿気を避けて保管すれば長く使えます。
袋の中が湿ってしまった場合は水を吸う力が落ちるので、早めに使い切ると無駄がありません。
グラウンドの水はけそのものを良くすることはできますか?
おがくずは雨上がりの水たまりを処理するための応急処置用で、水はけを根本から改善するものではありません。
毎回同じ場所に大きな水たまりができる場合は、勾配の調整や暗渠排水の工事について専門の業者に相談するのが確実です。
必要な量を相談できますか?
はい、承ります。
グラウンドの広さや、水たまりができやすい場所をお知らせいただければ、用意しておく量の目安をお伝えします。

ご相談・お問い合わせ

大会前のまとめ買いや大口のご注文、用意しておく量の目安など、グラウンド整備でのおがくずの使い方についてはお気軽にお問い合わせください。
チーム・学校・球場の管理者さまからのご相談も承ります。