ドッグランに最適なウッドチップとは?選び方と犬の大きさ別の厚さ

ドッグランに最適なウッドチップとは?選び方と犬の大きさ別の厚さ

愛犬を庭で思いきり走らせたいけれど、土のままでは泥だらけになり、芝生は掘り返されたりおしっこで枯れたりしないか心配だという方は多いでしょう。
そうした悩みに向いているのがウッドチップで、クッション性があって足が汚れにくく、汚れた部分だけを取り替えられるため、ドッグランの地面として広く使われています。
この記事では、東京の製材所・島田小割製材所が、ドッグランに敷くメリットとデメリット、選ぶポイント、犬の大きさ別の厚さ、敷いたあとの手入れまでをまとめました。

ドッグランにウッドチップを敷くメリット

ウッドチップは、土や芝生、コンクリートとは違う性質を持っているため、犬が遊ぶ場所の地面として多くのメリットがあります。
ここでは、ドッグランで特に役立つ5つの点をご紹介します。

クッション性があり、足腰への負担をやわらげる

ウッドチップを敷いた地面は、土やコンクリートよりもやわらかく、踏むと適度に沈みます。
そのため、犬が走ったり跳んだり急に向きを変えたりしても、足腰にかかる衝撃をやわらげられます。
また、転んだときの衝撃も硬い地面より小さくなります。

雨のあとも足が泥で汚れにくい

ウッドチップの層はすき間が多く、雨水が下へ抜けやすいため、表面に水がたまりにくくなります。
さらに土がむき出しにならないので、雨上がりに遊ばせても犬の足やおなかが泥で汚れにくく、室内に戻るときの足ふきも楽になります。

芝生のように掘り返されたり枯れたりしない

芝生のドッグランは見た目がよい反面、犬に掘り返されたり、おしっこをした部分が枯れたりして、手入れに手間がかかることがあります。
その点、ウッドチップは掘られてもレーキなどでならせば元に戻り、おしっこで傷むこともないため、犬を自由に遊ばせやすくなります。

においがこもりにくく、トイレの片付けがしやすい

ウッドチップはおしっこなどの水分を吸い取るため、地面ににおいがこもりにくくなります。
うんちをしたときもまわりのチップごとすくい取れば片付けが済み、減った分は新しいチップを足すだけなので、清潔な状態を保ちやすいのも利点です。

夏の照り返しをやわらげる

コンクリートやアスファルトは、夏の日差しで熱くなりやすく、照り返しも強くなります。
一方、ウッドチップは照り返しが小さく、地面の温度が上がりすぎるのをやわらげる働きもあるため、暑さに弱い犬が遊ぶ場所にも向いています。

ドッグランで知っておきたいデメリットと対策

ウッドチップは天然の木からできているため、人工芝や砂利とは違う性質もあります。
敷いたあとに慌てないよう、次のような点をあらかじめ知っておきましょう。

デメリット 起きること 対策
少しずつ減っていく 犬が走り回って踏み固められ、分解も進むため、年月とともに量が減る 地面が見えてきたら上から敷き足す
尖ったチップは足を傷つける 木を砕いてつくるチップには、細長いものや尖ったものが混ざりやすい 丸太を刃で削ってつくる切削チップを選ぶ
口に入れてしまう犬がいる 好奇心からチップをかじったり食べたりすることがある 慣れるまではそばで様子を見て、食べないよう注意する
色があせる 日光と雨で、表面のチップが灰色がかった色に変わる 天然素材の自然な変化で、水を撒くと落ち着いた色に見える
湿った場所ではカビが出る 日当たりと風通しの悪い場所では、カビや苔が出ることがある 日の当たる場所に敷き、ときどきかき混ぜてチップを動かす
風で飛ぶことがある 乾いたチップや細かいチップは、強い風で散らばりやすい 厚みのあるチップを選び、風の強い日の前は水を撒いて重くする

カビや風については、ウッドチップにカビは生える?とウッドチップは風で飛ばされる?で詳しくご紹介しています。

ドッグラン用ウッドチップを選ぶ3つのポイント

ドッグランに敷くウッドチップは、犬が毎日ふれて走り回るものだからこそ、価格だけで選ばないことが大切です。
次の3つのポイントを確かめてから選びましょう。

1. 切削チップを選ぶ

ウッドチップの製法には、丸太を刃で削る「切削」と、木材を機械で砕く「クラッシャー(破砕)」の2つがあります。
クラッシャーでつくったチップは形がばらばらで、細長いものや先の尖ったものが混ざりやすく、廃材が原料の場合はくぎなどの異物が入っていることもあります。
これに対して切削チップは1〜4cmほどの平たい形にそろい、足に刺さりにくいため、犬が走り回るドッグランには切削チップを選びましょう。

当店のウッドチップはすべて切削でつくり、袋に詰めるときとトラックに積むときに、長いものや尖ったものを手作業で取り除いています。

2. 樹種で選ぶ

ドッグランに当店がおすすめしているのは、杉とサワラを混ぜた「ナチュラル」です。
ナチュラルはやわらかく、犬の足腰にやさしいチップなので、走り回る場所の地面に向いています。
また、香りを楽しみたい場合は「ひのき」を選ぶ方法もあり、ナチュラルを下に、ひのきを上に重ねて敷いているお客様もいらっしゃいます。

樹種ごとの色や香りの違いは、ウッドチップの樹種の選び方で詳しくご紹介しています。

3. チップの大きさを選ぶ

一般的なドッグランには、通常サイズのチップが向いています。
当店には小型犬が歩きやすいよう細かくした「スモール」もありますが、粒が小さいぶん風で飛びやすいため、風の強い場所では通常サイズをおすすめします。

このほか、どこの木からつくられたかがわかる国産材のチップを選ぶと、品質を確かめやすく安心です。
当店では、東京都産を中心とした国産の杉・サワラ・ひのきを使い、ご注文を受けてから丸太を削っています。
実際に見比べてから決めたい方は、ナチュラル・ひのき・杉・スモールを2Lずつ試せるお試し4種セットもご利用ください。

犬の大きさ別の厚さと必要な量の目安

ドッグランに敷くウッドチップの厚さは、犬の大きさ、つまり走るときに地面を蹴る力の強さで決めるのが目安です。
蹴る力が強い犬ほどチップが動いて地面が見えやすくなるため、次の厚さを参考にしてください。

犬の大きさ 厚さの目安 100Lで敷ける広さ 理由
小型犬 5cm前後 約2㎡ 蹴る力が弱いため、薄めでも地肌が見えにくい
中型犬・大型犬 10cm前後 約1㎡ クッション性があり、走り回っても地肌が見えにくい
小型犬と中型犬・大型犬が一緒に遊ぶ 10cm前後 約1㎡ 蹴る力の強い犬に合わせておくと、地肌が出にくい

必要な量の計算例

必要な量は「縦(m)×横(m)×厚み(m)」で求めた体積から計算できます。
たとえば、縦5m×横6mのドッグランに中型犬・大型犬向けの10cmで敷く場合は、5×6×0.1=3㎥(3,000L)となり、当店の50L入りの袋で60袋、100L(50L×2袋入)の商品なら30セットが目安です。
同じ広さでも小型犬向けの5cmなら1,500Lとなるため、30袋(15セット)で敷けます。

このように広い面積になる場合は、約1㎥入るフレコンバッグや、トラックでの配送もご相談いただけます。
縦・横・厚みを入れるだけで袋数がわかるウッドチップ必要量の計算もご利用ください。

敷き方の流れ

敷く前には、生えている雑草を根から抜き、石やごみを取り除いて地面を平らにならしておきます。
そのうえでチップを撒いてレーキなどで目安の厚さに広げ、上から軽く踏んでから全体に水を撒けば完成です。
ドッグランの外へチップが散らばるのが気になる場合は、縁を板やブロックなどで囲っておくと安心でしょう。

写真つきの手順はウッドチップの敷き方と厚さの目安で、雑草が気になる場所の下準備はウッドチップで雑草対策でご紹介しています。

敷いたあとの手入れ

ウッドチップのドッグランは手入れが少なく済みますが、犬が毎日使う場所なので、次のような点を心がけるときれいな状態を長く保てます。

トイレのあとは、汚れたチップごと取り除く

うんちはまわりのチップごとすくい取り、おしっこが同じ場所に続いてにおいが気になるときは、その部分のチップを入れ替えます。
取り除いたあとに新しいチップを足して厚さを戻しておけば、清潔な状態を保てます。
なお、取り除いたチップは、お住まいの地域のルールに従って処分してください。

地面が見えてきたら敷き足す

ドッグランは犬が走り回るぶんチップが踏み固められやすく、屋外では1〜2年ほどかけて分解も進むため、少しずつ量が減っていきます。
そのため、地面が見えてきたり、クッション性が弱くなったと感じたりしたら、上から新しいチップを敷き足しましょう。
新しいチップを足すと、木の香りもよみがえります。

落ち葉や雑草はこまめに取り除く

落ち葉や抜いた雑草をチップの上に残しておくと、そこから腐ってカビや雑草の原因になります。
そのため、こまめに取り除き、日当たりと風通しのよい状態を保ちましょう。
また、夏の暑い日に水を撒いておくと照り返しが抑えられ、チップが重くなって風でも飛ばされにくくなります。

敷いたあとの色の変化

敷いたばかりのウッドチップは明るい木の色ですが、日光と雨にさらされるうちに、少しずつ落ち着いた色に変わっていきます。
下の写真は、ドッグランに敷いたばかりのころと、敷いてから10か月ほどたったころの様子です。

敷いたばかりの明るい色のウッドチップの上に座る3頭の犬
敷いたばかりのころ
敷いてから約10か月たち、色が落ち着いたウッドチップの上で遊ぶ犬たち
敷いてから約10か月後

この色の変化は天然素材の自然な変化なので、地面が見えてくるまではそのまま使い続けられます。
どのくらいで敷き足すかの目安は、ウッドチップの耐用年数もあわせてご覧ください。

ドッグランの施工事例とお客様の声

当店のウッドチップは、ご家庭のお庭のほか、ペットショップや動物病院、宿泊施設、マンションのドッグランにもお使いいただいています。
ペットショップ キャロット様や淡路島の動物病院様、軽井沢のカーロフォレスト様などの現場をウッドチップ施工事例でご覧いただけます。

フェンスで囲まれたドッグランに敷いたウッドチップの上を走る2頭の犬
ドッグランを走る2頭の犬(淡路島 動物病院様)

お客様の声

犬のために芝生の庭をつくりましたが、掘られたりおしっこで枯れたりするのが心配で、犬を自由にさせてあげられませんでした。
ウッドチップに替えてからは、ナチュラルを下に、ひのきを上に敷いて、いい香りのドッグランができました。
大型犬は嬉しそうに転がって走り回っています。

神奈川県 H様

新しいチップを補充して、また庭がいい香りになりました。
愛犬たちも嬉しそうに走り回っています。

大阪府 H様

よくあるご質問

犬がウッドチップを食べてしまっても大丈夫ですか?
当店のウッドチップは薬品を使わない国産材だけでつくっていますが、食べ物ではありません。
口に入れてしまう子の場合は、慣れるまでそばで様子を見ながら使い、食べないようご注意ください。
たくさん飲み込んでしまったときや、いつもと様子が違うときは、かかりつけの動物病院にご相談ください。
裸足で歩いても大丈夫ですか?
当店のウッドチップは切削でつくった平たい形のチップで、長いものや尖ったものは手作業で取り除いているため、足に刺さりにくくなっています。
ただし天然の木なので、小さなささくれなどがまったくないとは言い切れません。
そのため、人が入るときは靴を履いてお使いいただき、犬の場合も敷いたあとに足を気にするしぐさがないかを見てあげてください。
ドッグランには、どの種類が適していますか?
やわらかく、犬の足腰にやさしい「ナチュラル」がおすすめです。
香りも楽しみたい場合は、ナチュラルを下に敷き、上にひのきを重ねる方法もあります。
どのくらいの厚さで敷けばよいですか?
中型犬・大型犬なら10cm前後が目安で、100Lでおよそ1㎡分敷けます。
小型犬は蹴る力が弱いため5cm前後でもよく、この場合は100Lでおよそ2㎡分です。

ドッグランには、やわらかく足腰にやさしいナチュラルウッドチップがおすすめです。
広いドッグランに敷く量のご相談も、お気軽にお問い合わせください。