東京・新木場で生まれる木軸ペンの新星

島田小割製材所

木材の魅力を多角的に伝える老舗製材所が、新たに木軸ペン製造の道へ。

新事業の原動力になったのは、熱意溢れる経理担当の社員が独学で培った技術だった。

製材所ならではの知見を生かした、「木」そのものの潜在能力を引き出すペン作りの神髄に迫る。



前身「島田商店」から 80年もの歴史を誇る

東京・砂町で材木の運送 業者「島田商店」として 創業。やがて手作業での 製材業にも着手し、現在 の新木場に会社を移転。 以降、国内材にこだわり ながら、時代に合った 「木」のニーズを常に探 究している。

魔法がかった形成技術と感性で、木の個性を引き出す職人

日本に2人といない“経理兼ペン職人”の肩書きを持つ小野寺さん。 素材の魅力を100%引き出すため、それぞれの木に適した削り方・磨 き方を体得している。「ペン職人の道は、私の第2の人生です」。


屋久杉
屋久島では、およそ1000年を超える杉をとくに「屋久杉」、若い屋久杉を「小杉」と 呼んでいます。
 江戸時代には、真っすぐな屋久杉を選んで抜き切りしました。伐採跡の明るい場所に次の世代がたくさん育ちました。切り株更新という現象です。樹齢数百年の「小杉」の多くはこうして誕生したものです。
 豊富な日照を得て成長が早いのが特徴で、のびやかなスギらしい姿をしています。

 


黒檀
黒檀は、その字が示すとおり最も黒くて堅く、耐久性・音響性にも優れていることから、古代から世界各国で銘木として珍重されています。
活用例はさまざまで
ピラミッドの副葬品
ピアノの黒鍵
ヴァイオリンなど弦楽器の指板しばん
三線さんしんの棹さお
カスタネット
チェスの駒
など。
このほか、正倉院の宝物にその素材が使用された例もあります。


東京都江東区新木場2-10-11

(JR・東京メトロ「新木場」駅から徒歩約15分)

TEL 03-3521-8501

営業時間 8:00~17:00 定休日 第1・3土曜、日曜、祝日